特集:私の大好きな〈山形市〉「KG Curry」

/ 更新日 / 2025.09.29

山形市と近隣の寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町を合わせた7市7町はひとつの大きなエリア「山形連携中枢都市圏」として互いに協調しながら、よりよい地域づくりを進めています。

ここでは、その山形連携中枢都市圏を形成するエリアで活動をされている方たちから、各々のまちにあるお店や場所、ひと、名物などなど大好きな「なにか」を、それぞれの視点でご紹介いただきます。

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「KG Curry」

報告者:髙安 恭介(山形市 企画調整課 移住促進係 地域おこし協力隊)

ここ山形県山形市は「ラーメンの聖地、山形市」。ぼくも移住してから3年、数々の名物ラーメンを堪能してきた。・・・が、今回あえて紹介したいもの。それは、ずばりスパイスカレー。なぜかって?個人的にラーメンに並ぶ大好物であり、さらには、ここ山形市にもスパイスカレーのおいしいお店が増えてきているからだ。山形は言わずと知れた米所。うまい米にうまいカレー。最高の組み合わせに決まってるじゃないか。

今回紹介するお店は「KGカリー」。山形市役所近く、シネマ通りに2024年にオープンしたカレー屋さんだ。カレー県新潟で修行した店主がつくるカレーは、ビーフ、チキン、キーマ、野菜カレーの常時4種類。シングルで頼むこともダブル(あいがけ)でも可能だ。ドリンクは定番のラッシーからアルコール類まで豊富。

店内は、通りに面した大きい窓から光が差し込み、明るく開放的である。天井や壁にドライフラワーやグラフィック、床にはオリエンタルな絨毯が敷かれ、洗練された空気感が漂っている。それなのに、気取らない雰囲気なのは、物やわらかい物腰と笑顔が魅力の店主のおかげだと思う。ランチ時は近くで働いている人や子連れのお母さんなど幅広い層でにぎわっているんだよね。

ぼくが必ずオーダーするのは「ビーフカレー」。ほかのカレーはそんなに辛くないのだけど、ビーフカレーだけは、はっきり言って辛い。ただ、激辛まではいかず旨辛でクセになる味なのだ。以前はひと口でぶっ飛ぶほどの辛さで、食べ進めているうちにうなじから汗が流れ、唇は痙攣するほど(それはそれで刺激的でよかった!)現在は、それよりだいぶ落ち着いていて、ビーフのコクとスパイスと香ばしさが絶妙に合わさった味の深みにうっとりする。かために炊かれた県内産のお米との相性もベリーグッド。ただし、すぐ後から辛さが猛ダッシュで追いかけてくるので、ラッシーでまろやかにするのがおすすめである。あるいは、最初に出てくるサラダをすぐに食べず、「辛さが募ってきたら口に入れる」作戦も有効。これで最後までおいしく楽しめるのでお試しあれ。この辛さにきっと君も病みつきになるはずだ。

インスタグラム @kg_curry_2024