
特集:私の大好きな〈大江町〉「左沢駅と大江町交流ステーション」
山形市と近隣の寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町を合わせた7市7町はひとつの大きなエリア「山形連携中枢都市圏」として互いに協調しながら、よりよい地域づくりを進めています。
ここでは、その山形連携中枢都市圏を形成するエリアで活動をされている方たちから、各々のまちにあるお店や場所、ひと、名物などなど大好きな「なにか」を、それぞれの視点でご紹介いただきます。
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「左沢駅と大江町交流ステーション」
報告者:宮西 優輔(大江町政策推進課)
山形駅からディーゼルカーに揺られること約45分。JR左沢線の終着駅「左沢駅」に到着します。大江町では唯一の鉄道駅です。左沢駅の歴史は古く、大正11年4月23日に開業しました。開業から今日まで、地元の方に愛されている左沢線。通称は「ザワ線」。雪や雨の影響も受けにくく、運転見合わせになりにくいため、「最強ザワ線」や「無敵の左沢線」とも呼ばれています(笑)また、左沢駅は始発駅であるため、通勤や通学の際は、座って通うことが出来るのも魅力の1つです。
今回は、JR左沢駅に併設する大江町交流ステーションと左沢駅窓口にて切符を販売する職員をご紹介します。
大江町交流ステーションは、町の歴史や文化、観光などの情報発信を行うことを目的とした交流施設です。特徴的な外観は、中世に大江町を支配した大江氏の山城(左沢楯山城)と櫓をイメージしています。
館内1階には、毎年9月に行われる秋まつりを盛り上げる獅子や囃子屋台が展示されています。2階はワーキングスペースにもなっており、列車の待ち時間に充電や読書等でお過ごしいただけます。
また、歴代の山形新幹線や左沢線のNゲージの展示や大江町オリジナルの左沢線グッズ「ぷくガチャ」を設置しています。
大江町交流ステーションに隣接しているJR左沢駅は、簡易委託駅として切符販売を行っています。「お客さまに迷惑をお掛けしないよう、正しく切符を発券することを心掛けていいます。」そう語るのは、永田京子さん。2021年11月簡易委託化された際から切符の販売業務に携わっています。
「気持ちよく駅を利用してもらえるよう、朝列車に乗られる方には、いってらっしゃいと声掛けをしています。」
切符を発券するだけでなく、お客さまとお天気の話題など様々なお話をすることもあるとか・・・
小さな終着駅ならではの光景だと感じています。今日も、町の玄関口である左沢駅を支え、駅利用者を見守っています。
(写真提供:大江町地域おこし協力隊 小角さくらさん)
ぜひ、左沢駅・大江町交流ステーションへお越しください。
11月9日(日)秋のおおえの物産味覚まつりが左沢駅前にて開催されます。皆さまのお越しをお待ちしております!