特集:地域をひらこう!/髙安 恭介さん

/ 更新日 / 2024.03.22

山形市 地域おこし協力隊

山形市と近隣の寒河江市、上山市、村山市、天童市、東根市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町を合わせた7市7町はひとつの大きなエリア「山形連携中枢都市圏」として互いに協調しながら、よりよい地域づくりを進めています。このシリーズでは、その山形連携中枢都市圏を形成するエリアで地域をおこす活動をされている方たちにフォーカスし、そこでどんな活動をされているのか、そこにはどんな魅力があるのか、お話を伺います。

今回ご紹介するのは、山形市で地域おこし協力隊として活動されている髙安恭介さん。東京在住時代からフリーランスのイラストレーターとしてお仕事されてきたスキルを活かし、山形市への移住促進を目的とした各種ツールのデザインやPR動画の制作をご担当されています。いま、どんな想いを抱いて活動されているのか、お聞きしました。

=====

髙安さん:東京で一緒に暮らしていたわたしのパートナーが、山形ビエンナーレを見たことをきっかけに山形というまちに興味を持ったようです。ちょうどその頃わたしたちは「どこかに移住したいね」という話をしていて、湘南あたりがいいかな、などと言いあっていたのですが、ネットで調べていると山形市内にちょっと気になる物件を見つけたこともあり、山形市の「オーダーメイド型移住体験ツアー」に申し込みをして、パートナーとともに山形のまちを見て回ることになりました。それが、わたしにとってはじめての山形体験でした。

それまで東北のことも山形のこともまったく知らなかったので、駅を降りたらさくらんぼ畑が広がっているんだろうな、とか、冬だと雪がこんもり積もって大変なんだろうな、などと勝手な想像を膨らませていました。それが実際に来てみると、駅にはスタバもありロッテリアもあり…と、意外に都市的な風景が広がっていることに驚きました。移住はしたいけど超ローカルな環境のなかでサバイバルみたいな生活がしたいわけでは全くないわたしにとって、これなら移住後の暮らしのギャップも少なくてすみそうだな、と思うことができました。実際、いまわたしが暮らしている山形市の蔵王のふもとにある住まいは、裏山があったりするような自然豊かな場所ですが、そこから20分も自転車に乗れば中心街、というくらいの距離感です。自然にも近くて都市にも近い、とてもいい環境だと思っています。

山形に移住することを東京の友人たちに伝えたとき、山形を知らない友人たちはかつてのわたしのように「え、山形なんて何にもないんじゃない? 雪が大変じゃない?」と言っていましたし、逆に一度でも来たことのある人は「羨ましい」とか「山形はみんな人がいいし、食べ物美味しいし、最高だよ」と言ってくれました。そういった自分自身の経験がありますから、いまのミッションである移住促進のためのPRツールのデザインや動画の制作においても、できるかぎりそんな情報のギャップをなくしていきたい、という想いがあります。また、自治体側が伝えたいと思っていることと移住者側が知りたいこともしばしば違っていたりもしますから、自分はしっかりと移住者の目線に立って、どんなふうなパンフレットだったら手に取ってもらえるかな、どうしたらわかりやすく楽しく伝えられるかな、というようなことをいつも考えながら制作をしていますね。

山形市移住パンフレット
ヤマガターンYouTubeチャンネル
Instagram

(写真)髙安恭介さん。やまがたクリエイティブシティセンターQ1のテラスにて。